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2011年5月31日 (火)

爆笑問題:太田光 リスペクト黒澤明映画監督のすごいところ SmaSTATION-5

以前、SmaSTATION-5で爆笑問題 太田さんが
黒澤明監督特集に出演されていましたが、
私も、黒澤明監督が大好きです。

黒澤明監督は世界に最も影響を与えた日本人監督といって
もよく名声のすべてを手に入れた監督といっても
いいと思います。
もし、アメリカに生まれていたら世界一の監督と
全世界が認めた映画監督になっていたと思います。
残念ながら映画が文化になれなかった日本に生まれた
のは、かなり悲劇的です。
黒澤明監督の人生は、まさに壮絶で、自殺未遂まで
しています。
晩年は、なかなか予算があつまらず、これだけ評価を
得た映画監督でも、自由に映画を撮れませんでした。
『影武者』も、ジョージ・ルーカスや
フランシス・F・コッポラが資金を出してもらってようやく
撮れました。

さて、爆笑問題 太田光の黒澤明論ですが、
「(黒澤監督の)評判が落ちているころの『どですかでん』
は実は凄い映画なんです。
黒澤ファンも、『黒澤はもうダメだ』って言ったりし
てましたけどそれは間違いで、いままでの信頼関係が
あるんだから、自分が(黒澤監督に)追いついていな
いんだ、って思うべきなんです」
と熱く語ってくれました。
さらに「唯一見ていなかった『デルス・ウザーラ』を
5年くらい前に見たとき、正直言ってよくわから
なかった。
そのとき、自分はまだ黒澤に追いついていないと思った。
だけど、オレが50、60になったときにもう1回見たら、
絶対理解出来るはずだ」と太田光さんはいっていました。

私も、『どですかでん』『デルス・ウザーラ』は
今、よくわかりません。

ただ、黒澤明映画のすごさ、

1.日本人俳優がカッコいい。(迫力と存在感がすごい!)

  なぜか、黒澤映画の日本人俳優ってかっこよくうつるん
  です。ようするに日本人を一番かっこよく撮れる監督
  なんですね。
  時代劇も、天国と地獄、悪いやつほどよく眠るなどの
  現代劇でも、出てくる日本人がかっこいい。
  見た目がかっこいいんですね。なぜか。。
  他の映画ではみたことがありません。
  バブル期にバブリーでゴージャスでトレンディーな
  (すべて死語ですが)、みんな顔が小さくて、足が長い
  姿の日本人が多く描かれましたがみんな貧相ですね。
  なぜ、黒澤明の映像の中の日本人ってこんなに
  格好よく見えるのか不思議でしょうがありませんで
  した。
  立ち回り一つとってもそうなんです。
  三船敏郎さんの立ち回りって他の役者さんと比べても
  スピード感、力強さともに圧倒的にすごいんですが、
  黒澤明映画に比べると、見るからに他の映画は迫力に
  欠けるんです。見比べてみるとすぐにわかります。
  不思議です、なぜなんだろう。。いつも思います。
  また、黒澤明監督はその人間がもつ生身の迫力を
  ガシッと捉えます。演技テクニックなんてどうでも
  いいという感じです。
  『生きる』の志村喬さんなんてボソボソ何言ってるか
  よくわかりませんし、
  『七人の侍』の三船敏郎さんも興奮して何言ってるか
  聞き取れないシーンがあったりします。
  それでも伝わるんですよね。
  他の映画でこんなシーンをみたことありません。

2.構図、色がすごい!

  椿三十郎、森の木々の間を追っての侍たちが神社に
  せまってくる場面の、木の存在感。
  殺陣の迫力。
  他の映画では全くみることができません。
  そして、色。
  「八月の狂詩曲」での色彩。
  ストーリーはいまいちでしたが、「色彩」「構図」
  だけでも、十分です。
  リアルタイムで映画館でみれて良かった~!
  たまに、音を消して映像だけを流して生活したり
  していますが、部屋をいろどるに十分なオブジェに
  もなります。
  七人の侍や、椿三十郎がカラーだったら。。
  見たかったですね~。
  隠し砦の三悪人など最近リメイクされましたが、
  全然違うものに感じましたからね。。

3.脚本がすごい!

  特に、三船敏郎とコンビを組んでいた全盛期の
  脚本は最高です!
  ストーリーが楽しめる上、哲学的でもあります。
  黒澤映画が海外で評価された理由、それはまさに
  「実践的な哲学」があったんです。
  エンターテイメントでもあり、哲学書を読むような
  感動もある。
  この二つが両立されている映画はほとんどありません。
  だいたい、どれかに偏るものなんですよね。
  ちなみに、脚本は4人など共同でかかれています。

映画は総合芸術だといわれますが、
その全てを表現しようとしたのが黒澤明監督なんです。

私の好きな黒澤映画ベスト3は
1位 七人の侍
2位 天国と地獄
3位 赤ひげ
です。
私の世界映画ベスト3も同じ結果なんですが。。

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コメント

黒澤明監督作品に観客が追い付いていない!という観点は面白かった。モンタージュ手法という映画手法を一転したようななが回しのカメラワークで観客を誘った(どですかでん)。彼の心の眼で見たイマジネーションの中の電車。ポルトガルの新作映画に視覚障害者の男女の愛を描いた(イマジン)という秀作があるが黒澤も既にそういう世界に入っていたのだろう…。(本当に大切なものは眼に見えない)という(星の王子さま)ではないが、映画の究極はスクリーンに直接、映像を描くのではなくて観客の心の中に描くのだというリアクション面を重んじた姿勢なのだろう。ルンペン親子が夢想した未来の住まいも素直な可愛い一人息子の死で敢えなく途絶えるという、地獄と天国の共存或いは悪魔と天使の姿がここにあった!

コメントありがとうございます!
もっと、黒澤明監督には本物の映画をとってほしかった。
日本は、バブル期にあんなに無駄金を使ったのに、
黒澤監督には回らなかった。。。
黒澤映画は国宝級なのに。。。残念。。

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