« レザボア・ドックス:クエンティンタランティーノ監督とレディー・ガガ | トップページ | [邦画]天国と地獄<黒澤明監督映画> »

2011年5月23日 (月)

[邦画]七人の侍<黒澤明監督映画>

お勧め名作映画談義(邦画洋画)

【七人の侍】

この黒澤明監督映画「七人の侍」は、

私が、は東京銀座並木座で見た思い出の一本

です。

「七人の侍」をみていない方は是非みてください。

私もハリウッド映画しか見ていなかった小学生のころ、

この映画をたまたまテレビでみて、

日本映画にもおもしろい

映画があるんだっ!て驚いたんですから。。

世界中の人がこの映画を見ています。

ちなみに、私は「七人の侍」を2回映画館でみました。

1回目はいまはなき東京銀座「並木座」

2回目はリバイバル放映されたので福岡で。

この映画を映画館でみれたというのは本当にラッキーです。

特に、並木座は、1998年9月22日に閉館しました。

いろいろ名画を公開していた映画館

なので残念でした。

名画を映画館でみれる機会がどんどん

減ってしまってますね。

この「七人の侍」!

ある村が次の刈り入れの時期、

盗賊が襲いにくることがわかります。

村人が村の長老に相談すると、

長老は「侍を用心棒に雇う」ことを決定します。

村人は村に侍をいれるのをいやがります。

村人にとって侍とは、

住む世界が違う、まったくの異分子

で怖い存在だったのです。

しかし、長老の、

「首が飛ぶというときに、髭の心配してどうする」

の一言で、侍を雇うことにします。

危機感を持って侍を雇ったものの、村人は、そもそも

戦いというものをしらない、

そして、村の中も集落ごとに利害が違うため

まとまりません。

どうしても、盗賊を撃退し、村を守るためには、

救えない集落(見捨てる集落)がでてきてしまいます。

捨てられる集落の村人達は反発し、

村人「うちの集落が守れないなら意味がない!

やめだ、やめだ」

と竹槍を棄てて放棄しようとします。

そのとき、侍リーダー島田 勘兵衛は、

「この村を守れなくて、お前たちの

集落が生き残る道もない」

といって刀を抜き、威嚇して、支持にしたがわせ

ます。

盗賊を撃退できなくては、

そもそも集落も守れないではないか!

いうわけです。

そして、侍は、盗賊を撃退し、村を守るという

共通の目的を掲げ、村人達をまとめあげていきます。

そして、世界映画史に残る豪雨のなかの壮絶な戦いの末、

盗賊を撃退します。

(ちなみに、豪雨の中の戦いにしたのは、

ハリウッドは乾燥した場所なので、ハリウッド映画では

雨の中の大規模な戦いが描かれていなかったためと

いわれています)

7人の侍中、生き残ったのは3人。

そしてラストとなります、

村人は以前の生活にもどり、歌いながら田植えをして

います。

誰も3人の侍を顧みるものなどいません。

勘兵衛「今回も負け戦だったな」

七郎次「なぜですか?」

勘兵衛「勝ったは私達ではない、この村人達だ」

この台詞で映画は終ります。

「七人の侍」は日本映画としては

初めての撮影方法がとられていました。

それは、当時、出回り始めたばかりの

「望遠レンズ」を使って

様々なアングルから最大で8台もの

カメラで同時に撮影するという

「マルチカム方式」

この画期的な撮影方法は、撮り直しの

できないシーンで絶大な効果をあげ、

一度に何倍もの素材が撮影できました。

俳優にとっても、どこから撮られて

いるか分からないため、

全身で演技しなくてはならず、

それが迫力ある映像を生むのです。

このマルチカム方式は、

海外でも「映画の表現方法の完璧な使用」

と絶賛され、以後、黒澤映画の特徴となりました。

<七人の侍の海外映画への影響>

『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』

(ピーター・ジャクソン監督)

の合戦シーンで、『七人の侍』

の雨の中で弓を引く勘兵衛のショットが

そのまま引用されていたり、

『ラストサムライ』(エドワード・ズウィック監督)では

雨や風、馬や屍の使い方など、

黒澤映画から引用された

ショットは多数に渡っています。

『七人の侍』が米映画『荒野の七人』

(ジョン・スタージェス監督)

« レザボア・ドックス:クエンティンタランティーノ監督とレディー・ガガ | トップページ | [邦画]天国と地獄<黒澤明監督映画> »

お勧め名作映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/575494/51751438

この記事へのトラックバック一覧です: [邦画]七人の侍<黒澤明監督映画>:

« レザボア・ドックス:クエンティンタランティーノ監督とレディー・ガガ | トップページ | [邦画]天国と地獄<黒澤明監督映画> »

最近のトラックバック