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2011年5月23日 (月)

[洋画]天国の日々<テレンス・マリック監督映画:撮影:ネストール・アルメンドロス>

お勧め名作映画談義(邦画洋画)

【天国の日々】

アメリカ映画
1978年製作
監督 テレンス・マリック
出演者 リチャード・ギア
音楽 エンニオ・モリコーネ
撮影 ネストール・アルメンドロス

この映画「天国の日々」といえば、

やはり撮影監督ネストール・アルメンドロス

でしょう。

徹底したリアリスティックで美しい映像!

夕暮れ時のシーンは全て「マジック・アワー(魔法の時間)」

と呼ばれる時間帯に撮影されています。

きれいです!

マジック・アワーとは日が沈んでから

完全に夜になるまでの約20分ほどの時間のことで、

沈んでしまった太陽から洩れた仄かな光が

どこからともなく差し込んできて風景全体

を柔らかく包むため、自然や人物が劇的に

美しく見える時間帯のことです。

なんせ、ネストール・アルメンドロスの

映像と、それを支持して十分手腕を発揮させた

テレンス・マリックの映像作家としての

センスが光る、珠玉の名作!

そこに住んでいた「持てる物」サム・シェパード。

そこに流れてきた「持たざるもの」リチャードギア。

ふたりの間を行き交う女(B・アダムズ)。

彼らを見守る妹(L・マンズ)。

やがて、人間の欲望と嫉妬が交錯

して、悲劇が生まれていきます。

この映画の本当の主役、それは、

ネストール・アルメンドロスが撮影した映像。

まるで絵画のような田園風景の美しさ。

優雅な格調を持った悲劇と、

ネストール・アルメンドロスの映像を

堪能するだけで十分な映画です。

ビル(リチャード・ギア)と恋人アビー

(ブルック・アダムス)は、

農場の麦刈り人夫として雇われてテキサスに

赴いていた。

ビルは、「そのほうが世の中を渡りやすい」

ので、アビーとは兄妹であると偽っていた。

過酷な農場での仕事で怪我をしたアビーの

ために、ビルは医者の馬車から薬を盗みに行き、

医者が農場主のチャック(サム・シェパード)

に余命1年を宣告しているのを聞いた。

チャックはアビーに心惹かれていた。

刈入れが終わって労働者たちは帰ることに

なっていたが、

チャックはアビーに残って欲しいと頼んだ。

ビルにとっては農場主の財産を乗っ取る

チャンスだった。

チャックはアビーに求婚した。

ビルはアビーに「どうせ長くない生命だから」

と説得し、結婚式を挙げた。

ビルたちは王様のような暮らしをすること

ができたが、やがてチャックはビルとアビーの

関係に疑いを抱くようになった。

巡行中の芸人たちが現れた夜、

ビルとアビーが接吻している姿をみて、

チャックの疑惑は確信に変わり、

ビルに詰問した。

ビルは芸人たちと一緒に立ち去ることにしたが、

刈入れの秋になると、ビルは戻ってきた。

チャックは銃を持ってビルを殺そうとしたが、

ビルに刺されて死んでしまった。

ビルとアビーとリンダは逃亡したが、

やがて見つかってしまい、ビルは射殺される。

かなり、貧富の差の激しい時代背景、

悲しいストーリーの中で、ネストール・アルメンドロス

の映す美しい自然だけがこの映画の

救いなんですよね。。

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