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2011年3月12日 (土)

ゴッドファーザー<フランシスコ・フォード・コッポラ監督映画>

お勧め名作映画談義

【ゴッドファーザー】

アメリカ
1972年製作
監督:フランシスコ・フォード・コッポラ
出演:マーロン・ブランド
アル・パチーノ
ロバート・デュバル
タリア・シャイア
ダイアン・キートン

まさに、マフィア映画、

フィルムノワールの金字塔!

私の外国映画NO1です。

そういう方も多いのではないでしょうか。

公開当時は、反社会的なマフィアを

リアルに抒情詩的に描いた映画としても、

話題になりましたが、

人生を学べる映画としても評価が高い名作です。

ニューヨークマフィアの最も有力なドン、

(ドン・コルレオーネ)マーロン・ブランドは、

肉親に対する愛情や部下への温情は

たいへん深いが、、敵への接し方

は酷薄!

マフィアの怖さが描かれています。

この映画「ゴットファーザー」は、

マフィアを題材にしていますが、

親子愛と敵にたいする残虐さが同居する世界を

描いているように思います。

「愛」は神聖さの象徴ですが、

その家族愛が深いからこそ、敵には残酷になれる

という皮肉。

LOVE&ピースと一概には言えない、

人間の愚かさ。。

自己愛、家族愛、愛国心があるから

こそ存在する悲劇もある。

これらの愛情を守るため隣人愛が殺される。

その人間のエゴをみごとに描いています。

その息子マイケル(アル・パチーノ)は、

マフィアを嫌い、遠ざかっていました。

しかし、マーロン・ブランドが銃撃されて

入院。

アル・パチーノは家族を守るため、

悪徳警官を殺害し、海外に逃亡します。

殺し合いの抗争のなか、マーロン・ブランド

は後継者をアル・パチーノに決めます。

マフィアのドンとなった、アル・パチーノ!

理想をもち固い意思を持っていた

はずの青年アル・パチーノは、

自分が嫌悪していた、マフィアのドンとなり、

面従腹背の人間達と接しながら成長します。

裏では何を考えているかわからない人間達。

そして、マーロン・ブランドは、

孫娘と遊びながら、穏かな死を迎えます。

このシーンは秀逸です!

しかし、巨大なドン!マーロン・ブランドが

亡くなったことを機にマフィア同士の争いが

始まります。

日本でもありますよね、

代が変わった後のゴタゴタ。

二代目の辛さ!

そのゴタゴタを、マフィアのドンに成長した

アル・パチーノは非情なやり方で押さえ込み

ます。

そして、妻ダイアン・キートンとの運命を

暗示しているかのようなラスト・シーン。

マフィアのドン、ヴィトー・コルレオーネ

を演じるマーロン・ブランドは、

まさに圧倒的な存在感です。

ゴードン・ウィリス撮影の重厚な画面。

容赦のない殺戮場面と暴力描写。

少しずつ顔つきが変わっていく

アル・パチーノ。

人間関係、組織など、人生を学べる作品

でもあります。

私が最初にこの映画を見たのは、大学生の

ころでしたが、

社会人になって見直すと、よりリアルに

感じます。

ニーノ・ロータの音楽は絶品。

このゴットファーザー1本で、

コッポラ監督は永遠の免罪符を

得たようなものですね。

あとは少々外しても許されちゃって

ましたね。。

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